設計
2017/06/07
《断熱と遮熱》
設計部長より
久々にブログを上げます。
今日は建築用語について第一弾として、シリーズ化出来たらいいかなと思っています。
例えばあなたが住宅購入を考えていて、雑誌等で色々調べたり、我々の様なメーカーと話をしてみたりする中で、我々業界人には当たり前の用語もふと言われると『?』と思う事。多々あるかと思うんです。
ついつい我々は、少しでも分かりやすくお伝えしたいと思いながらも専門用語が口から出てしまう事がよくあります。
その事に気付かずに話が進んでしまう事もあります(汗)
後から気付いて反省する事って、よくあるんですよねぇ。私は特にそういう所がある様です。
――という訳でまず本日は、何を話そうか考えてこれにしようと思いました。
今回のお題目『断熱と遮熱の違い』!!
皆さんこの言葉の意味・違いについて、単語を見聞きしただけでピンと来ますか?この話は建築業界だけの話ではなく、別の業界でも使われる用語ですので分かる方もいらっしゃるかと思いますが、取り敢えずご説明させて下さい。
近年、夏場に『遮熱』という単語をよく聞く事が増えてきました。『遮熱』は夏場の冷房負荷を減らす為に重要にな手法となります。
しかし、この『遮熱』と『断熱』の役割が混同し、遮熱をしていれば冬場も安心と思われている方がどうも多い様です。
それぞれの単語の意味を説明すれば分かりやすいと思いますが、簡単に言えば以下の通りとなります。
◦ 断熱 …… 壁の内部を伝わっていく熱の量を小さくすること。
◦ 遮熱 …… 日射を吸収しない様に反射・吸収した結果、温度の高くなった面から出る長波長放射(人間が熱を感じる放射の事)が、室内に入らない様にすること。
垂直の不透明な壁であれば、断熱性は遮熱性を兼ねます。当然の話ですが、光を通過しない材料では、光は必ず熱になって伝わりますので、断熱性があれば室内には伝わってくることはありません。
つまり、床・壁・天井では、冬に熱を逃がさないための断熱が、夏には熱を入れないための遮熱に効果を発揮します。
――次回につづく。
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