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《設計から見る職人さん達》基礎工事編

設計

2017/11/28

《設計から見る職人さん達》基礎工事編

設計部長より

 

寒さも本格的に厳しくなり、我々の業界も業務に対処が必要となる時期となって参りました。

 

一番影響を受ける工事としては、やはり住宅の構造の基本であり土台となる基礎工事ではないでしょうか。

 

 

気温が氷点下になるこの時期の基礎工事に関して、一番の問題はコンクリートの硬化のための養生期間となるでしょう。

 

打設時の気温が4℃以上であることが好ましいです。もちろんそれ以下・・・氷点下であっても打設は可能です。と言うのも、実際は打設中~完了後の養生の方が重要なんです。

 

コンクリート打設後、養生終了(コンクリート硬化終了)までの間、コンクリート本体の温度が5度以上20度以下というのが寒中コンクリートの適切な温度だと認識していますが、コンクリートは硬化の最中、その温度が上がる傾向にあります。

 

しかし、外気温が氷点下に達していて何の措置もなくそのまま夏場と変わらない状況にしていると、打ったコンクリート自体がひび割れや剥離などの危険性が高くなります。

 

こうした冬場の基礎工事の措置として、昔から基礎配筋の際に一緒に電熱線を鉄筋に這わせて、電気を流し続けながら基礎のコンクリートを打つ方法を取ったり、且つコンクリートを打った後でブルーシートなどで基礎全体に被せ、練炭などを燃やして暖を取る方法等がされて来ました。

 

これはなかなか大変で、練炭などは火災の恐れがありますので、現場管理人や工事担当者等が付きっ切りで監理する必要があったり、練炭が燃え尽きる頃に交換作業をしたりと気の抜けない作業でありました。

 

 

 

そんな中。最近の兆候として、冬場の基礎工事を行うにあたりよく見かけるのが、現場の基礎全体を囲う様ににテントを建ててしまう方法です。

 

雪は積もらない。かつテント内ではガンガンにジェットヒーターを焚いているので、全く寒くない。寒さの心配をする必要がなくなってしまいます。

 

朝現場に到着して作業を始めようとしても、そこで雪が積もっていると、まずその雪かきを優先してしなければ、工事自体始められないという事が多かったものが、一切それらの心配も品質の心配も以前よりだいぶ効率的になり、減ったという結果です。

 

基礎工事に関してはまだまだ言いたい事はありますが、今回はこの辺で。

 

また次回以降に別の基礎工事の話も出来ればと考えております。

 

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