設計
2016/03/15
『世代?時代?』
設計部長の独り言 Epi,45
私は社会人になってから今まで、車を4度乗り換えて現在5台目となります。
内訳は新車購入が1台。他は中古車です。
16年間で5台という台数が多いのか少ないのか自分ではよくわかりませんが、この内3台を事故で失いました。
この3台の乗り換えは、期間にしておよそ4年間での事で、全てが自損事故によるものです。
これだけを聞くと、どんだけ運転下手なんだよとツッコまれそうですが、この期間というのは前職で多忙の中体調を崩してしまい、その際に過眠症(通称ナルコレプシー)という病気を患ってしまった為です。
睡眠障害の一種で、鬱やストレスなどから悪化したり、不規則な生活を送る事で発症・悪化するものだそうです。
職務中の移動の際、突然の激しい眠気に襲われて、当時は路肩に車を寄せる間もなく眠りに落ちるという恐ろしい状況が繰り返し起こり、私は職を失い車の運転を自主規制して療養しました。
今でこそだいぶ改善しましたが、この事が無ければ乗り換え台数ももっと少なく済んだのではないかと思います。
この様な事があったので……という事も大いに関係はありますが、そもそも元々興味がないという理由で、私はスポーツカーや改造車など、お金を掛けた車というものに乗った事がありません。
移動に困らなければ。身体相応(私は身体がデカいです)の広さがあれば。趣味の釣りに支障がなければ。
この三点が満たされれば、他に拘りなど何もなかった為でしょう。
私より少し上の世代。現在のアラフォーの世代の方々を見る限り、結構車に拘りを持つ人が私の周りでは多く、立派にドレスアップしたり改造(法規制内)したりして、愛車にお金を掛ける人が非常に多く感じます。
私としては、これも世代の違いなのかなと勝手に感じていました。
たまたま私の周りだけ見ればという話ですが、勿論同年代でも車が好きで、私の正反対のカーライフを送っている人もいますし、そうではない上の世代の人々もいます。
何故この話を長々としたかと言うのは、実はこの拘りについての世代の違い。住宅にも言える気がしています。
今から10年位前までは、一生に一度といえる夢のマイホームの建設に向けて各々それぞれの強い拘りがあり、その拘りには他を削ってでもお金を掛けて設計するお客様が大半で、デザイナー住宅であったり機能重視の住宅であったりと、それぞれメーカーの特色を見極めて家造りを進めるという時代だったと今になって感じます。
今はお客様の購買意欲をそそる様な建物というのは、極端に二分している様に感じています。
坪60~80万くらいの高級志向のメーカーさんで建設を考える層と、ローコストで住むのに全く問題の無い、使用品も普及品を多く使用している様なメーカーさんで建設を考える層です。
これはさっきの私の車に対する思いの様に、拘る部分が少なくてローコストでも充分満足出来る人と、その逆で拘りが多く高級品となる様なもので更にメーカーのネームバリューから安心感も含めて求める人がそれぞれに増加している結果だと思います。
分かりやすく言うならば、各メーカーの競合先がある程度固定されている現状が、この状況を物語っていると思います。
時代背景や景気の悪化が続くという現代の日本情勢も関連するのでしょうが、これも世代の違いと言えるのか。それとも時代が違うのか。どちらなのでしょう。
今、はっきり言ってローコスト傾向だろうが高級傾向だろうが、確認申請を通して建築される建物に関して住むに困る様な家を造るメーカー等皆無に等しいでしょう。
建設を共に進めるメーカーを選ぶのに必要となるのは、いかに自分達の家造りに対する考え方の優先順位と、販売側のメーカーの家という商品に対する考え方の優先順位が一番近い所を選択できる様に、比較検討を惜しまないという事だと思います。
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