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Gallery北の国建築工房の施工実例

『技術』

設計

2016/03/08

『技術』

設計部長の独り言 Epi,44

 

弊社の社長は元は大工をしており、工務店主となって個人事業をしていて、後に弊社を立上げ代表取締役に就任しております。

 

元職人というよりは現在進行形で職人と言った方が正しいかも知れません。

 

職人が社長になったという、世間一般では非常に珍しい形ではないでしょうか。

 

大体我々の業界で偉い立場・役職に就く人物と言えば、大半は営業職というイメージが強いと感じています。

 

そういった点では、現場主義色の強い弊社は、こと商品に関しては絶対的な自信があります。それは今まで積み上げてきた現場での経験と知識を一番持っているのが社長であり、我々は社長の指示のもと業務に励んでいるからです。

 

現場にて本当に細やかな所まで目が届く社長が現場管理をしている事と、そんな社長が育てた大工の面々が現場施工している事で、設計等担当していて実際には職人の様に生産性を要求されない立場にいる自分は、会社設立前からそれぞれの仕事を見ている分、余計に消費者となる皆様に自信をもって品質の良い物を提供出来るという自信があるのです。

 

 

私は今迄職人としての仕事はした事がありません。

 

常に事務・総合職として外回りやデスクワーク等をしてきました。

 

そんな私の父は、今でこそ既に引退してしまいましたが、ずっと職人として働いてきました。

 

職人といっても大工ではなく、洋服の仕立て屋をしていました。

 

それこそバブルの頃は、寝る間も惜しんでオーダーの背広を仕立てていました。

 

良くも悪くも、職人である父とそうではない私とでは、物事の考え方がある一定の所で根本的に異なる事が多いと感じています。

 

その腕一本で飯を食ってきた。家族を養ってきた父と雑談を交わし、自分の考えとまるで異なる意見を聞く事は、自分の視野を広げる意味でもよくよく参考になる事が多い気がします。

 

しかしながら、職人の腕が非常に優れているから受注が伸びる訳でもなく、かといって営業する担当者が優秀だからといって受注が伸びる訳でもない。

 

我々はそれぞれ車の両輪であり、どちらかが欠けてしまうと必然的に業績悪化という落とし穴に落ちてしまう訳です。

 

今はとにかく、私としては両輪の片軸としてもう片方の車輪に引けを取らない様に心掛けていくことが、より皆様に良い提案が出来るのだという事を自覚し、スキルアップしていくしかないと常々考えている所です。

 

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