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Gallery北の国建築工房の施工実例

『札幌モデルハウス見学』

設計

2015/12/19

『札幌モデルハウス見学』

設計部長の独り言 Epi,34

 

 

 この度、我々社員一同は、札幌へと行ってきました。

 

 目的は弊社と同様に、洋館家の施工・販売店として北海道で2社あるうちの1社、小野寺燃料株式会社様の記念すべき洋館家仕様の第一棟目となるモデルハウスの見学でした。

 (小野寺燃料株式会社 http://www.6128080.com/)

 

 弊社と同じく、第一棟目となるプランは『シェリー・メイゾン』No16です。

 

 

 弊社も建設にあたって、本州仕様の建物を北海道仕様に変更させる作業には手を焼きましたが、小野寺燃料株式会社様も同様、札幌と言う地域に合わせる仕様に変更する作業は大変だった様です。

 

 見学させて頂いて、同じ北海道内でも土地柄というか、地域柄が出るものだなぁと感じ、非常に興味深い点が多々ありました。(以下写真は、私個人が気になった部分を挙げています。)

 

 函館と札幌を比べた時、根本的に違う内容を挙げるならば、まずは平均降雪量の多さでしょう。

 

 降雪量は圧倒的に札幌の方が多い為、こちらと比べて根本的に造りが違う部分が多々見受けられました。

 

 例えば一番目の写真。これは暖房の排気トップの位置を示したものです。函館近郊であれば、この排気トップは大体ストーブの裏にくる形で施工しますが、小野寺燃料様のモデルではこの排気トップの位置がこちらのものと比べてもかなり高い位置に施工されています。

 

 

 事情を聞けば、降雪量の多さから排気トップの位置まで雪が積もらない様に高い位置にしているとの事でした。

 

 低い位置だと排気トップ自体が積もった雪に埋もれてしまい、暖房不順に陥る危険性がある為だそうです。他にはエアコンの室外機の位置も同様で、架台を壁に設置し、地盤面より1m以上高い位置に設置されています。

 

 

 次に、こちらと比べて一部屋にある窓の個数が1本のみというものです。函館では基本1部屋に大きい窓が1本、小さい窓が1本の計2本が基本ですが、寒さの厳しい札幌では、特に冷気が入ってくるリスクの高い窓を1本として施工していました。

 

 窓は確かに少なく済めば、それがより省エネに繋がるという事もあり、併用して家具の配置出来る部分が増えるという利点もあります。

 

 

 続いては外部の写真です。こちらと違い、札幌の場合は屋根形状が無落雪工法とするのが主流の様で、屋根上に上がる為の梯子が必須の様です。屋根上で極端に積もらず、風で吹き飛ばしてしまう函館(弊社)のフラット屋根工法と比べて、降雪量の多い札幌では屋根上で溶かして排水管に流すという形が一般的の様です。

 

 

 他間取りの変更箇所も何点かありましたが(基礎の根入れ深さも函館より深い)色々と勉強させて頂きました。

 

 

 小野寺燃料株式会社様とは、同じ北海道での洋館家物件の販売・施工店として(現在北海道では2社)今後も互いに協力し合える関係でありたいと思います。

 

 この度はお忙しい中お時間を頂いてご案内頂き、誠にありがとうございました。

 

 今度函館方面に釣りに来る機会があった際には、是非ともお声がけ下さい。ご一緒出来れば幸いです。(個人的な感情失礼しました。)

 

 札幌近郊で格安物件の建築をお考えの方がいましたら、是非とも小野寺燃料株式会社様をよろしくお願い致します。

 

 

 ……因みに、お昼に札幌市内の御蕎麦屋さんに連れて行って頂いたのですが、地元でも評判の御蕎麦屋さんらしく、とてもおいしく頂いて来ました。食べる前に写真を撮ればよかったのですが、食べてみて感動して思わず食べ終わった後の写真を撮ってきました(笑)

 

  

 

 写真をヒントに、札幌に行く機会があったら、蕎麦好きの方は是非一度来店してみてはいかがでしょうか。

 

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