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Gallery北の国建築工房の施工実例

設計部長の独り言 Epi,16

設計

2015/07/30

設計部長の独り言 Epi,16

 函館市内某所 M様邸進捗状況

 

 

 

 

 

 

 前回から見ると、躯体間に断熱材を充填しました。北海道の冬の寒さもこれで安心です。

 

 今回見て頂きたい部分のひとつに、二枚目の写真に写っている天井に入っている断熱材です。

 

 これは専門用語で『ヒートブリッジ』と言いますが、何の為にこのように充填しているのかというと、この部分は外壁に面した部分であるという事と、ここは木材の躯体(2階床根太材)がぐるっと囲むように配置してあり、壁と同じように断熱材を入れる事が出来ない部分で、ここをそのままにしておくと木材の躯体(床根太)部分から冷気が侵入する事が想定される為、根太間に根太の高さ分断熱材を充填する事で、外部からの冷気の侵入を防ぐという意味合いで充填されているのです。

 

 次にこちら。

 

 

 

 コンセント部分です。

 

 こちらも前回の気密シート同様に気密を考慮して電気工事業者さんが入れている『気密BOX』と呼ばれているものです。

 

 コンセントや照明スイッチ部分は、部屋の気密性が上がれば上がるほど空気の逃げ場が無く、こういう所から冷気等を引っ張る恐れがあります。

 

 従ってこちらからの冷気の侵入をなるべく抑える為にも、ここには気密シート等と同様にコンセント・スイッチの部分に配置される『コンセントボックス』と呼ばれる部分になります。

 

各職人さんの徹底したプロの作業にて気密性は確保され、より省エネな建物が立ち上がる事になります。

 

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